家づくりで幸せづくりを考える。
こんにちは。こんばんは。おはようございます。
30代サラリーマンの、くろーばーです。
この冒頭のフレーズを何百回と書いてきましたが、ひとまずこれで最後となります。
以前に、最後にシリーズで記事をまとめると書いていたのですが、ちょっと大作になりすぎてまとめきれていません(^_^;)
数か月、数年後にでも、まとめられれば良いかなと思っています。
一冊の本にできるぐらいの量になりそうです・・・(*^_^*)
あまりダラダラと文章を書くのは好きではないのですが、今日はつらつらと書いてみようかと思います。
駄文かもしれませんが、お許しを。
2017年10月に完成した我が家。
翌11月から住み始め、1年と4か月が過ぎました。
大阪府・堺市に本社がある中堅ハウスメーカー・泉北ホームに建てて頂いた我が家。
泉北ホームが建てるお家の中では、ちょっと特殊かもしれませんが、
断熱性能を表すUa値は0.39。
気密性能を表すC値は0.29。
大阪においては胸をはって高気密・高断熱と呼べる高性能住宅を建てて頂くことができました。
高性能住宅というと、建築予算がとても高いのではと思われるかもしれません。
延床31坪。
付帯工事、諸費用、外構費、カーポート、家具・家電、住宅ローン費用、引っ越し費用、火災・地震保険、差し入れ代、太陽光パネル、高効率給湯器、エアコン、照明、高断熱カーテン、ZEH申請費用、長期優良住宅、登記、高性能フロアコーティング・・・
建築予算を最も幅広い意味でカウントしても、2700万以下の家づくりです。
(家本体だけなら約2000万)
さらに、2016年度のZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)の認定を受けたので、125万円の補助金が下りています。
この予算を高いと見るか、安いと見るかは、考え方にもよると思います。建売住宅や完全なローコスト住宅ならば、もっと安く仕上げることが可能ですから。
しかし、50年そこにいる住まいとして考えた場合、光熱費やメンテナンスも考えた家づくりでなくてはいけません。
建売住宅と我が家の光熱費は、年間で10万円ほど変わります。
50年そこに住まうとすれば、光熱費だけで500万の違いが出ます。もし、全館空調するなら、さらに光熱費にちがいが出ます。
また、屋根、ルーフィング、外壁、シーリング材、配管、バルコニーの防水・・・といった定期的に行うメンテナンス費用を考えると、さらに数百万のちがいが生まれます。
メンテナンス費。
光熱費。
一生涯でトータルに考えると、我が家の建築費用が一般的な建売住宅よりもコストパフォーマンスが良いことが分かります。
それでいて、住み心地はまるで違います。
冬。
14帖用エアコン1台で家全体を全館空調のように暖めることができます。部屋だけでなく、廊下、玄関、トイレ、浴室・・といった場所まですべてが暖かくなります。
24時間・全館空調のように暖房をするので、家のどこにいても、何時でも、暖かいのです。
朝、起きたときに寒くて布団から出られない。そんなことは1度もありません。
顏を洗うのが、キッチンで皿洗いをするのが、水が冷たくて億劫。そんなこともありません。身体が芯から暖められているからです。
お風呂から出たあとに、湯冷めしないように急いで寝室に行く必要もありません。
「末端冷え症」を自称していた妻は、お風呂に入ってからアイスティーを飲みながら2時間ドラマを見ています。
高断熱に必須の良い窓を使っているので、どれだけ寒い日でも窓に結露を起こしたことがありません。
床と天井の温度差が1℃以下しかないので足元が冷えることはありません。
床暖房も、コタツも、石油ファンヒーターも、ホットカーペットも必要ありません。足元から暖かいからです。
余計な暖房器具を買う必要がないので余計な出費を抑えることができます。また、余計な物が増えないので室内がスッキリします。
暖房器具の出し入れする手間やお手入れする手間も必要なくなります。収納しておくスペースも必要ありません。
余計なことに時間、空間、お金を使わなくても良いというのは、人生を豊かにしてくれます。
夏。
暑くて寝苦しい。そんなことが一切なくなります。24時間で、全館空調のように冷房するからです。
床と天井の温度差がないので、足元だけ寒いということがありません。
夏でも冬でもエアコンの気流がほとんどないので、足元だけ寒かったり、頭がボーっとするほど暑いなんてことはありません。
夏も、冬も、基本的に1台のエアコンで家中を冷暖房できるので、エアコンの購入費用も抑えることができます。
これは住んでいる数十年間、ずっとエアコンを買い替える費用を抑えられるということです。
24時間もエアコンをつけっぱなしにして、電気代がすごいことになるのでは?
そう思われる方もおられると思います。
延床31坪。
4人家族。
場所は大阪。
そんな我が家の光熱費は、2018年度で約9万5000円でした。
これは太陽光発電の自家消費分をプラスした正味の光熱費です。オール電化なのでガス代はかかりません。
2019年度は電力プランを我が家に合ったものに変更したので、8万5000円以下になることが確定的です。
24時間・家中を冷暖房して、です。
快適で、しかも省エネ。さらに経済的。
さらに、大事なことが。
つまり、健康。
家中が暖かい。家の中の温度差が少ない。そんなお家に住んでいると、病気にかかりにくくなります。
きちんと研究結果が出ています。
難しく考えなくても、夏と冬。どちらが風邪、インフルエンザにかかりやすいかで分かりますよね。
家が高気密になり家の24時間換気がきちんとできていると、家の中の空気がキレイになります。
吸気口にフィルターなんかしてあげると、さらに良いですね。
家の中に、ホコリが入ってこないので掃除が楽になります。
花粉やPM2.5が入ってこないので、アレルギー症状が軽減されます。
家の中の酸素濃度がきちんと維持されるので頭がすっきりします。お子様の学習環境にも影響が出ます。
脳に酸素が行き渡りやすい家になるので、欠伸(あくび)をすることがほとんどありません。
高気密住宅では換気が計画通りに行われるので、窓や壁の中にカビが生えることがありません。
カビが発生しなければ、アレルギー症状も置きにくくなります。
朝、起きたときに風邪もひいていないのに咳が出る人はいませんか?
それは、カビなどを吸い込んだアレルギー症状。あるいは冬場、睡眠中の長時間、冷たい空気を吸い込んで肺が傷んでいる症状です。
部屋だけ暖房しているお家では、冬場に浴室で心筋梗塞などの、いわゆるヒートショック死を起こされる方が多くいらっっしゃいます。
その死亡数は交通事故死の5倍と言われています。
多く発生しているのは寒さの厳しい北海道ではありません。
北海道のお家は高気密・高断熱化が進んでいることや、家全体を暖房することが当たり前だからです。
高気密・高断熱のお家にすることで家の中の温度差を減らし、ヒートショック死は防ぐことができます。
ヒートショック死は人為的な死亡事故です。高気密・高断熱なお家を建てれば防げるのです。
また、温度差が少なく、冬に暖かいお家に住まわれる方は、一般的な住宅に住んでいる方に比べて健康寿命が長いという研究結果も出ています。
冬暖かいお家にいると血圧も上がりません。住宅と健康は非常に密接な関係にあります。
「健康・快適かつ小エネで経済的な家つくり」
とは、私が尊敬している奈良県の設計士・神崎雄一先生の言葉。
家づくりの本質を的確に表しています。
これから家づくりを考えられる方には、ぜひ良い家づくりを目指して欲しいと願っています。
それでは!