UVコーティングの経年劣化
こんにちは。こんばんは。おはようございます。
30代サラリーマンの、くろーばーです。
我が家の床は、エコプロコート社のUVコーティングをかけています。
UVコーティングはフロアコーティングの中でも、最も高価な部類に入るコーティング方法になります。
こういう感じのLDKが、
こういう工程を経て、
こんな感じになります。
ローボードやダイニングテーブルが床に映りこむほどの光沢があります。
2階の子ども部屋。窓が床に映りこんでいます。
我が家ではクローゼットや収納の床も含めて、ほぼ全てのフローリング部分にUVコーティングを施工しています。
2017年11月に新居に引っ越してから約1年。
このUVコーティングの使い心地と経年劣化はどうなのか記事にしていきます。
まず、1年過ごしてきて強く思うのが、小さいお子さんがいるご家庭には非常に良いと思います。これは強く実感を持って言えます。
食べこぼしや飲みこぼし。
テーブルからコップを落とす。
床に落書き。
おもらし。
小さい子どもの、ありとあらゆる容赦のない攻撃が床に襲いかかります(笑)
・・・まさに我が家の子どもの事なのですが(^_^;)
ついつい親としては感情的に怒ってしまいがちですよね。特に苦労した建てた新築ですし。
そんな時でも、UVコーティングをかけておけば笑っていられます。
もちろん躾のために叱るのですが感情的にならずに済みます(*^_^*)
普通のフローリングなら、ましてや無垢材だったら・・・。毎日、毎時間ハラハラとの戦いになってしまいます。
また、子どもが万が一、油性ペンで落書きしてしまった場合、床材に染み込んでしまい中々とることは出来ません。
しかし、今回採用したUVコーティングは薬品にも強いので、アルコールや除光液といった薬剤を使用することができます。
UVコーティングではないですが、鏡面仕上げの床材で過去に行った実験の様子
この実験では鏡面タイプの床材に油性マジックで書いた字を消しゴムで消しました。
UVコーティングなら、さらにアルコールなどの薬剤も使用できるので、さらにキレイに掃除することが出来ます。
基本的に毎日の生活でそういった掃除をすることはなく、週に1度クイックルワイパーをかける程度。
食べ物や皮脂の汚れ等が気になってきたら水拭きをします。
我が家の場合、ちょうど1か月に1度程度の頻度でお客さんが来られることが多いので、それに合わせて水拭きをしています。
水拭きまですれば、施工直後のピカピカした輝きが戻ります☆
フロアコーティングから少し脱線しますが、掃除が基本的に週に1度、このクイックルワイパーだけで完了できるのってすごく楽です。
普段は吸気口にフィルターをつけているため、室外からホコリがほぼ入ってくることはありません。(ここは気密性能、換気性能と関係が深いです)
窓をあけて通風する5、6、9、10月は週2,3回のペースで掃除します。
まだ行っていませんが、UVコーティングはアルコールにも耐性があるので、水拭きでとれないような汚れになってきたらアルコールで掃除してみたいと思います。
通常のコーティングの多くは溶剤に触れると融けてしまいます。UVコーティングはメンテナンス性と耐久性において圧倒的な性能があるので、おススメします。
ただし、デメリットもあるので検討してみて下さいね。
①我が家の施工面積で、約25万と高額。
②床材の「木の質感」が失われてしまう。
③鏡面のようになるので年数が経ち近づいて見てみると、すり傷のような細かい跡ができる。
④少し固い。
⑤触った感触が少しヒンヤリ。
メリットは、
①メンテナンス、掃除が楽。
②ワックスの塗り直しがない。
③耐久性が30年以上ある。(20年保証)
④床材がカビない。
⑤薬品に対しての耐性が強い
メリット、デメリットを比較して検討してみてください。
お家に愛着があり、時間と手間がかけてあげるのが好き、木の質感を味わいたい、経年劣化を「味」として楽しめる。
そんな方は無垢材や通常のフローリング材を。
我が家のように、共働きで時間に余裕がない、いたずらをしてしまう年代の子どもがいる、家に手間暇をかけるよりも外で楽しむことが好き。
そういった方にはUVコーティングがおススメです。
エコプロコート社のUVコーティングは鏡面になりピカピカした質感になります。
この質感が苦手な方には、エコプロコートゼロという「半光沢」の仕様もあります。
また、犬や猫を飼われている方には、愛犬の床という滑りにくいタイプの仕様もあるので検討してみてはいかがでしょうか。
動物を飼っていると床材がすぐに傷んでしまうので家族の一員であるワンちゃん、ニャンちゃんのためにも検討してあげるのも良いと思います。
施工のタイミングは家具を置いていない新築や建て替え時がベストです。
コーティング会社のほとんどが浴室やキッチンの防カビなどをオプションやサービスで行えるます。
こうしたメンテナンスを減らしたいという方には、フロアコーティングと同時に検討されるのも良いかと思います。
我が家でもキッチンや浴槽のパッキン部分、クローゼットやトイレの壁紙の防カビをサービスで施工して頂きました。
フロアコーティングは、ウレタンコーティング、ガラスコーティング等、さまざまな種類があるので、価格や耐久性、耐薬品性、保証など比較検討されるのが良いでしょう。
我が家では、冬場に触った感触がヒンヤリするという1点をのぞいては、エコプロコート社のUVコーティングには非常に満足しています。
ヒンヤリすることは事前に分かっていたので納得しての施工でした。子どもが分別のついた年齢になっていれば無垢の床材にしていたかな。
我が家を建築して頂いた住宅会社・泉北ホームでは、大建社のエクオスミラーやアイカ社の鏡面タイプの床材が標準で採用できます。(プレミアム仕様のみに限るはず)
これらの床材の場合は、UVコーティングは不要です。というより、おそらく施工できないのではないでしょうか。(要確認)
性能としてはUVコーティングが上回りますが、コスパではエクオスミラーなどの方が良いので比較検討してみてください。
一般的なお家では、トイレや洗面、洗面脱衣所はクッションフロアになっていることが多いです。
我が家でも同様ですが、UVコーティングをかけるなら、トイレや洗面脱衣室もフローリングにして、UVコーティングをあっけた方が高耐久だったかなと施工後に思いました。
UVコーティングは見た目にピカピカしているので滑りやすいように思われがちですが、一般的なフローリングよりもグリップ力があります。
ガラスコーティングは階段に施工できないことがありますが、UVコーティングなら可能なので、この辺りもおススメの理由の一つになります。
そして、経年劣化の話。
住み始めて1年以上が経った我が家。
子どもたち、とくに2歳児の息子は、
泣く、暴れる、物を投げる、プラスティック製のイスをひきずる、落書きする、食べ物をこぼす、飲み物をこぼす、おもらしをする・・・。
と、床材が悲鳴をあげるような行為を日々繰り返しております(ToT)
特に使用頻度が高いリビング、ダイニングの床材には相当なダメージのはずですが、1年経った我が家の床はご覧の通り。
ちょっと生活感あふれていますが気にしない(*^_^*)
撮影した時間が曇っていたので出にくいですが、窓が床に映りこんでいるのが分かります。
顏を床から30cmぐらいに近づけて床を見ると、擦ったような細かい傷は見えるのですが普段生活している中ではまったく気づきません。
この辺りの擦り傷(?)が気になる方は、半光沢のエコプロコートゼロの方が良いと思います。
住んでから1年が経ち、妻と話していると、
「UVコーティングかけてなかったら、今頃ダイニングテーブルの下は、カビるんるんが来ていたね。」
との感想でした。
ホントに施工しておいて良かったです。メンテナンス、掃除という面から非常に有効なUVコーティングでした。