30代サラリーマンが高気密高断熱な家を建てるブログ。with泉北ホーム

高気密高断熱なマイホームを大阪で新築するブログwith泉北ホーム 2017年10月完成。積水ハウスより800万安く、一条工務店より光熱費が安くなるお家づくり。

【家づくりのテーマ】
高気密・高断熱・長持ち・低予算

【拙宅の概要】
高気密(C値0.29)・高断熱(Ua値0.39・Q値約1.4)・2×6工法・HEAT20のG2グレード達成(6地域)・ZEH認定(ゼロ・エネルギー・ハウス)・パッシブデザイン・窓APW430・玄関扉イノベストD50・三種換気システムLa-60・ホウ酸防蟻エコボロン・バルコニー金属防水スカイプロムナード・ルーフィング(イーグルガード)・断熱材フェノバボード・断熱カーテン(ダブルハニカムシェード)

高気密・高断熱なお家のウソ・ホント

こんにちは。こんばんは。おはようございます。
30代サラリーマンの、くろーばーです。


週末に施主ブログを読みふけっていました。


最も施主ブロガーさんの多い一条工務店のブログは少なくとも、1122件(2018年10月13日調べ)まで増えています。


さすが日本一売れているハウスメーカーですね。これは2位の住友林業の約2倍、3位の積水ハウスの3倍以上のブログ数になります。


最近は一条工務店の躍進もあり、温熱環境の情報が豊かになりました。


さらに一歩進んで、低燃費住宅(ウェルネストホーム)さんだったり、新住協やパッシブハウスジャパンに加盟している工務店さんで建てられている施主ブログも少しずつ増えてきたように思います。


ここ数年のみで見ると、一条工務店よりも建築棟数の成長率が高い桧家住宅さん。ブログも増えていますね。


住宅性能としては一条工務店には及ばないですが、屋上リビングなど一条工務店では出来ない注文住宅らしさで売り上げを伸ばしているようです。


施主ブログが増えると、施主側の知識が豊かになるので良い事ですね。これから家づくりをされる方にとっては良い時代になってきたと思います。


さて、そんな中で温熱環境への誤解や不十分な理解をされる方も増えてしまったようにも思います。


今日は高気密・高断熱のお家のウソとホントについて書いておこうと思います。



①高気密な住宅は、「息苦しい」


まあ、実際に高気密な住宅に住んでいる私からすれば笑ってしまう、この都市伝説(?)です(*^_^*)


私自身も1年間住んでいますし、超高気密なお家に住まわれて、すでに10年ほど経っている方もいらっしゃいます。


当然、息苦しさなんてありません(^O^)


窓を開けないと換気できないような低気密ではなく、窓を開ける必要性を感じない高気密なお家は快適ですよ。


結露、カビ対策にも非常に有効ですしね(*^^*)



②高断熱なお家は、夏が暑い!


これは、半分正解で、半分まちがいです。


例をあげると・・・水筒の魔法瓶を思い浮かべて下さい。


熱いお茶を入れておくと、熱いまま。
冷たいお茶を入れておくと、冷たいまま。


魔法瓶は、もともとの温度を保つ力が強いですよね。
この「温度を保つ力」が断熱性能なわけです。


そのため、窓に軒や庇がなく夏の直射日光が部屋に当たると、どんどん室内は暑くなってしまいます。


断熱性能が高いほど、この温度を維持してしまうので高断熱のお家のほうが暑い!となるわけです。


なので、「半分」は正解となります。


一方で、窓から入る日射を、軒や庇、ブラインドといったものでキチンと遮蔽してやれば、もともとの室温を維持する力が強いので、高断熱なお家は「夏すずしい」となるわけです。


高断熱のお家には夏の日射遮蔽がセットで計画されないといけないことが分かります。



③窓の性能は低くて良い。



我が社は、〇〇の断熱材を使用しているので。
我が社は、遮熱材を使っているので。


そんな事を自慢げに話すハウスメーカーの営業マンもいますが、当ブログで何度も書いてきたように、断熱性能は「まず、窓から。」です。


ほとんどの方が限りある建築予算だと思います。
断熱に予算をかけるなら、「まず、窓から。」を意識して欲しいなと思います。



④トリプルガラス窓はコスパが悪い


これは正解。


我が家のようにオール樹脂サッシのトリプルガラスというのは、ペアガラスと比較するとコスパは悪いです。


例えば、我が家の窓はAPW430(樹脂トリプル)ですが、APW330(樹脂ペア)からの差額が73万でした。


これは光熱費の差額で元をとることはできません。温暖な大阪で元をとるには50年以上かかると予想されます。


ただし、将来的に電気代は上がると思われるので、そうなるともっと早くに元をとれることになります。


また、東北より北の地域ならAPW430工場から近いので輸送費が安く、建材費も比較的抑えられます。また、暖房費の高い地域なので元は取れるでしょう。


なので、温暖地ではAPW330やエルスターSといった樹脂ペアの窓にして、残りの予算で、天井(屋根)や床下(基礎)の断熱を強化すればコスパが良いですね。
(熱交換型の換気も検討)


予算に余裕があれば、東西北の方角の窓をトリプルガラスにする。
そんな感じの予算配分がコスパの良い家づくりになると思います。


で、コスパだけを考えれば、こうなるのですが、その一方で、じゃあ、光熱費で元を取れないからトリプルガラス窓は意味ないよ、というのは、また違います。


トリプルガラスの窓にするメリットは、冷暖房費の削減だけでなく、


結露の防止
結露の防止によって発生するカビの抑制
カビの抑制によるぜん息、アトピー、アレルギー症状の改善
温度ムラのない室内空間で快適
温度ムラのない室内空間で健康
冷暖房機器の購入、メンテなどの費用軽減


といったメリットが存在します。


APW330やエルスターSでも温暖地では、かなり結露の度合いは軽減されるので、この辺りは予算との相談で検討してみて下さい。


コストと性能の釣り合いがとれるには、まだ10年ぐらいは必要でしょうか。


APW430の生産工場は北海道にしかなく、関西圏では輸送費が高くつくのも一因。APW430の生産工場を関西にも作って欲しいところです。


・・あ。もちろんトリプルガラスの窓でも、三協アルミの「アルジオ」はダメですからね。あんな粗悪品は使ってはダメです(-_-メ)


APW430とか、エルスターXとか、トリプルシャノンなどをお使い下さいね。
勇気のある(メンテナンスを愛せる)方は木製サッシもありです。



⑤サーモスⅡ-Hで十分。


ハウスメーカーで標準になっていることが多く、採用数が多い窓なので反感を持たれる方も多いかもですが、サーモスⅡ-Hやアルジオといった半樹脂サッシの窓はお勧めできません。


断熱性能としても、アルミ・樹脂の接合部分で壁内結露のリスクがあることにしても避けて頂きたい窓です。


住宅会社の営業マンが、
「樹脂サッシは劣化しますよ。」
などと知りもしない妄言を吐くことがあります。


それが本当なら樹脂専門窓メーカーシャノン社なんか、すぐに倒産してしまいますからね(*^_^*)


バカなことを言ってないで、樹脂サッシ、樹脂スペーサーは当たり前。


そこから、「トリプル、真空トリプル、クリプトンガス仕様は予算に合わせて調整していきましょう。」というレベルの営業・設計担当が信頼できる方です。



以前にご紹介したパナソニックホーム(パナホーム)の施主ブロガーさん邸。
すでに、10月にして窓に結露が起きています。



以前ご紹介した結露が凍結したという衝撃の記事はこちら。


ちなみに、このブロガーさんはパナホームの施主さんですが、温熱環境への意識が高い施主さんで、この半樹脂窓「アルジオ」も標準仕様でないトリプルガラス仕様にされています。


本来なら樹脂サッシにされたかったのですが、担当営業マンに「結露しません。」と言われ、疑いつつも半樹脂サッシにした結果がコレです。


半樹脂サッシの性能というものが見えてくると思います。


室内の状況にもよりますが、大阪などの温暖地でも冬には結露を起こす可能性が高いです。山間部や、大阪よりも寒冷な土地ならなおさらです。


窓の表面に出ている結露なら拭き取れば良く、接しているカーテンにカビが生えるぐらいで済みます。(それも嫌ですが)


一番怖いのは目に見えない壁内で結露を起こし、柱などの構造体が腐って耐震性を保てないこと。


また、構造体や断熱材が結露で腐り、カビが発生し、ぜん息、アレルギー、呼吸器疾患、アトピーといった症状が出やすくなること。


半樹脂サッシでもOKと言えるのはサーモスXぐらい。デザイン性との絡みもあるので。それでも温暖な地域だけです。


尊敬するパッシブハウスジャパンの神崎先生なら、サーモスXでもダメと言われるのではないかと思います。(防火・準防火地域を除く)


ともあれ、オール樹脂サッシ(樹脂スペーサー)を標準にしているハウスメーカー、工務店、設計事務所を選びたいものです。


残念ながら大手ハウスメーカーでは、一条工務店をのぞいてオール樹脂サッシは標準ではありません・・・。情けない話です(^_^;)



⑥壁、床、天井の断熱がしっかりしているので、窓は良くなくていい。


これも以前から何度も書いているように、断熱の予算配分は、
①窓
②換気
③床(基礎)断熱
④天井(屋根)断熱
⑤壁
の優先順位を意識して行ってください。


例えば、壁は内外ダブル断熱(=付加断熱)にしているのに、窓が半樹脂サッシというのはバランスが悪すぎます。


外皮面積の広い壁の断熱において付加断熱はUa値が良くなるのですが、数値ほど快適性や省エネ性が上がりません。


さきほどご紹介したパナソニックホーム(パナホーム)のお家はUa値0.37。Ua値だけみると、Ua値0.39の我が家よりも良い数値です。


ですが、同じ外気温-2℃の日。室内温度を比べると、我が家と5℃以上の違いがあります。窓付近だと9℃も差があります。


同じ外気温でも、くろーばー家では結露は一切起きていませんし、光熱費も段違いです。もちろん、結露が凍結するなんてことは論外です。


家のどこに予算をかければ良いかの違いが一目瞭然です。



⑦吹き抜けやリビング階段は寒い、暑い。


これも半分正解で、半分まちがい。
すべて気密・断熱の性能に依存します。


むしろ、高気密・高断熱のお家では、
・吹き抜け
・扉の少ないオープンな間取り
の方が冷暖房した空気の循環がスムーズになるので好都合とさえ言えます。


Q値1.6(Ua値0.46)程度以下の性能を持ったお家なら、吹き抜け+全館空調によって温度差の少ない快適な室内環境を、常識的な光熱費で作り出すことができます。

※断熱性能の目安は大阪など6地域の場合です。基本は、heat20のG2グレード以上の断熱性能が必要です。


また、吹き抜けには夏場のシーリングファンが有効です。


冬場ではそうでもないようですが、夏場では上下の温度ムラが少なくなるので快適性がアップします。



これからお家づくりを検討される方、各ご家庭で建築の予算があると思います。予算とにらめっこしながらですが、より良い温熱環境のお家を建てて下さいね。


まだまだ書きたいことがたくさんありますが、長くなってきたので今日はここまでで。

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