【太陽光パネル】表面温度による発電量計算
こんにちは。こんばんは。おはようございます。
30代サラリーマンの、くろーばーです。
3連休の間、子どもを連れて近所の公園に遊びに行きました。
夏の日差しを浴びて、雑草も伸び放題でした(*^_^*)
そんな草むらも何のその。我が子たちはまさしく草の根をかき分けて進んでいきます。
もう子どもたちがどこに行ったか分かりません(^_^;)
公園に来てビックリしたのがコレ。
講演に植えられている木々が、先日の台風21号によって至るところで根っこから倒れていました。
ようやく適度な長さにカットされ、処分されるのを待っている状態になります。
画像にはありませんがイスにできそうな丸太も転がっていて、台風21号の凄さを改めて感じさせられました。
さて、本題。
以前の記事で、太陽光パネルの発電量と日照時間についてご紹介しました。
我が家の場合は、このようなグラフに表されます。
このグラフで相関関係が崩れているのは2か所。
5月と7月です。
5月は検針日の関係で、2日分長くカウントされています。
(4月分が逆に2日分少なくカウント。)
なので、検診日が正確に定期に行われれば、正の相関関係になります。
7月は日照時間が断トツで多いにも関わらず発電量がさほど増えていませんね。
7月の発電量が最大になっていないのは、太陽光パネルの温度にあります。
パネルが熱くなりすぎると、発電効率が落ちるからです。
太陽光パネルの温度と発電効率については計算式で概算で表せることが分かりました。
その式とは・・。
I=Istc×G
V=Vstc×(1+β×(T-25))
G=傾斜面日射強度(kw/m2)
I=直流電流(A)
stc=標準試験条件 (T=25℃、G=1kw/m2)の測定値
β=出力温度計数(V/℃)
T=太陽光パネルの裏面温度(℃)
V=直流電圧(V)
となります。
と、式を書いても難しいですよね(*^_^*)
まとめると、
太陽光パネル裏面の表面温度が25℃を超えると、1℃上昇するごとに0.2%発電効率が落ちるということです。
より正確には太陽光パネルの種類によって異なり、単結晶系が0.2%、アモルファス系は0.4%の減少率のようです。
単結晶系のパネルは一般的な太陽光パネルのことです。
アモルファスとは一般的なパネルよりも薄型の結晶を使ったもので、より発電効率が上がるものです。
パナソニックの高効率な太陽光パネル「HIT」では単結晶とアモルファスのハイブリッド型を採用することで発電効率が上がっているんだとか。
ともあれ、一般的な太陽光パネルでは1℃の温度上昇で0.2%、10℃で2%の発電効率が落ちることが分かりました。
真夏の屋根の表面温度は、条件がそろうと80℃以上になることがあります。
仮に屋根の表面温度が80℃だとすれば太陽光パネルの裏面が60℃ぐらいでしょうか。このときの太陽光パネルの発電効率は7~14%下降してしまいます。
日射量としては8月が最も多いのですが、8月よりも5月の方が一般的に発電量が多くなるのは、こうした理由があったのですね。