階段の使いやすさ
こんにちは。こんばんは。おはようございます。
30代サラリーマンの、くろーばーです。
不定期更新と言いながら、それなりの更新頻度になっている気がするのはヒミツです(#^.^#)
今日は階段についての記事です。
我が家の1階・2階ともに天井高は240cm。一般的な天井の高さです。(一部に勾配天井あり)
我が家を建てて頂いた大阪の中堅ハウスメーカー・泉北ホームでは天井高を260cmに上げることが出来ます。(ほとんどの建築会社で可能です)
天井の高さが上がると空間に広がりが出ます。
同じ床面積でも視覚的に広く見えるので開放感がアップします。
と、いうのは注文住宅では一般的な話ですよね。
大和ハウスのTVCMでも、天井高をウリにしていたりしますし(*^_^*)
私の実家でも天井高が260cmで、折り上げ天井部が280cmあります。
これも開放感があります。
で、ここで出てくるのが階段のお話です。
1階の天井高を上げるということは2階の床の位置が高くなるということです。
つまり、階段で上り下りする高低差が増えます。
そうすると同じ階段スペースだと急な傾斜の階段になってしまうわけです。
私の実家ではメーターモジュールの4コマ(2畳)を使う階段でしたが、それでも階段1段の高さ(=蹴上)は少し高かったです。
普通なら1階高さ240cmを280cmにしているのですから40cm分の高低差が生まれるわけですから当然ですよね。実際には1・2階間のスペースを減らしていて階高をましにはしていると思いますが。
1階と2階の間は2階の床材や配線・配管スペースで50cmほどとるのが一般的です。
つまり、平均的な240cm高なら290cmが2階床になります。
これが我が実家の280cm高なら3m30cmが2階床です。
かなりの高低差を階段で上り下りすることになりますね。
4コマのスペースにU字型の階段の場合、
曲がり部分を3段にした場合、トータル15段。
曲がり部分を2段にした場合、トータル13段の階段になります。
この階段で計算すると、
290÷15=19.3cm
290÷13=22.3cm
と、なります。
ちなみに現在の住宅のおおよその寸法は、
【蹴上げ】が21.5cm前後
【踏み面】が22.5cm前後
となっているそうです。
勾配はおよそ45度の傾斜になります。
4コマU字型の先ほどの例でいうと、19.3~22.3cmですから、およそこの規格に当てはまりますね。
曲がり部分で3段をとるのは踏み外すリスクが高いので、できれば避けつつ、できるだけ緩やかな傾斜の階段にしたいものです。
くろーばー家の場合、階段に使えるスペースが3コマ(1.5畳)しかありませんでした。(ああ、狭い我が家の実態が・・)
もともと提案されていた間取りプランでは、1コマが曲がり部分になっていました。
そうすると、ストレート2コマ(4段)+曲がり部分(3段)で、
11段+2階床面で、トータル12段になります。
すると、
約290÷12=24.1cm
上りづらさを感じる高さです。
また、曲がり部分が3段なので踏み外すリスクもあります。
そこで、3コマを完全ストレート階段にしました。
これによって、4段×3コマ+2階床面で13段になります。
290÷13段=22.3cm
1段の高さは平均的な高さになるという計算です。
実際に測ってみると、もう少し緩やかで、
蹴上が21cm、踏面が24cmありました。
住み始めて約半年になりますが階段の1段の高さで苦労することはありません。ちょうどよいぐらいの使い心地です。もちろん、もっと緩やかにできるならさらに良いですが(*^_^*)
ストレート階段なので踏み外すと1階まで転落してしまうという心理が働く部分はありますが、今のところ階段からの転倒といったことはありません。
我が家の1歳6か月(♂)の暴れん坊将軍はこのストレート階段を一人で上り下りしています(*^_^*)
何十回と上り下りしていますが今のところ落ちたことはありません。ヒヤヒヤしますけどね(^_^;)
我が家ではUVコーティングを施工しています。
UVコーティングは通常のワックスに比べてグリップ力が上がるので、こうしたところも影響しているかもしれません。
間取りに余裕がない場合を除いて階段スペースには4コマ(2畳分)を使うのが良いと思います。
これから家づくりを検討される方は、階段の造り(寸法や形状)についても留意して下さいね。
我が家のようなストレート階段は転落した際に落ちる高さにリスクがありますが、一方で家具搬入には非常に有利な形状です。
我が家に引っ越してくる際、旧宅で使っていた非常に大きな本棚がありました。
高さ2m、底の広さが1畳ほどもあります。
何十年と使っている愛着のある本棚なので新居に持ち込みたいと思っていました。
引っ越しの際、U字型の階段だった実家では階段の壁に引っかかり下ろすことができませんでした。
最終、窓から下ろす大きな引っ越し作業になりました。
一方、新居の我が家ではストレート階段だったので難なく、階段から2階に上げることができました。
こうした所はストレート階段の強みになります。メリット、デメリットを考えて、階段の仕様について検討してみて下さい。