換気について考える⑥
第1種換気システムについて。
1種換気は、
吸気も機械で行い、排気も機械で行う換気方法です。
吸気と排気の両方を機械で行うため、
換気量を確保しやすいことがメリットになります。
デメリットとしては、両方を機械で換気するため、
電力がより多く使用することです。
1種換気は、ほとんどの場合、
熱交換という機能を持たせることが多くなります。
つまり、エアコンなどで暖めたり、冷やしたりしたエネルギー(温度)を、
機械で回収する機能のことです。
冬場にエアコンをかけて、部屋を暖めても、
暖めた空気を換気によって、そのまま外に逃がしてしまうのは
エネルギーの無駄づかいです。
そこで、熱交換を行い、排気する空気の熱を機械で回収し、
吸気する空気に回収した熱を加えて、外気より暖かい空気を室内に入れる。
これが熱交換を伴った1種換気になります。
新築で建てられるお家で、より高性能なお家では
この1種換気(熱交換型)を採用しているお家が増えてきています。
基本的な発想としては、1種換気の熱交換型が省エネで
高性能なのですが、ことは、そう簡単ではありません。
いま、くろーばーが悩んでいるところです。
お家づくりで、特に温熱環境にこだわってされているパイオニアたちでも、
意見が微妙に分かれているところです。
また、このお話は後日に。
このところ、換気のお話ばかり書いていたので、
次回は少し別の内容にしてみたいと思います。
今日もありがとうございました。