構造見学会でのお話①
こんにちは。こんばんは。おはようございます。
担当営業のMさんに絶大な信頼を寄せる、くろーばーです。
(と、のっけから昨日の記事で散々な扱いをしたMさんのフォローをしてみたり(*^_^*)
我が家で行われた構造見学会では、非常にたくさんのご相談・ご質問を伺いました。
泉北ホームの営業マンさんなら絶対出来ないであろう、くろーばー家の見積書をお見せしながらお話したり(*^^*)
泉北ホームで建てられる方で、同じ悩みや疑問を持つ方は多いのではないかと思ったので、Q&Aでまとめてみようと思います。(出来るかな・・)
①壁内結露が心配です。
先日の防湿シートの記事でも詳しく書きましたが、防湿シートが隙間なく丁寧に施工されていれば基本的に心配いりません。
ただし山間部など一日の平均気温が氷点下になるような場所では、
換気の強化
防湿シートの丁寧な施工(隙間なく)
壁紙に防湿性の低いものを選ばない(外壁に面している壁紙)
透湿抵抗値の低い構造用合板を使用
湿気を出来るだけ出さない生活
*石油ストーブの使用は避ける。調理時は換気をしっかり行う。お風呂にお湯をはっている時にしっかり換気する。
などを心がけるようにして下さい。
②泉北ホームで全熱交換型の1種換気に出来ますか?また採用した方が良いですか?
出来ます。
採用した方が良いかですが、全熱交換型の1種換気にした方が快適性や省エネ性は高まります。
ただ機器にかけた予算(イニシャルコスト)がランニングコスト(光熱費)で元をとれるかは難しいかもしれません。
採用に100万単位の規模で予算が必要になるはずです。
*くろーばーは3種換気のため全熱1種の見積もりをとっていないので、詳しくは担当者に見積もりをとってください。
予算や家の内部構造(ダクトスペース)、将来的なメンテナンス性とメンテナンス費用などを考慮に入れて採用を決めてください。
山間部などの寒冷地では省エネ性や快適性など、採用のメリットがより高まります。
熱交換型の換気システムは、熱交換率が高いほど優秀です。
70~90%の熱交換率がほとんどです。率の高いものを選ぶようにされるのが良いでしょう。
夏と冬では熱交換率が変わるので、それぞれの率も見てください。どちらの季節も大事ですが、冬の熱交換率が優先度がより高くなります。
ダクトスペースや将来的なメンテナンス性が気になる方には、ダクトレスの全熱交換型1種換気もあります。
パッシブエネルギージャパン社の「せせらぎ」や、
インヴェンター社の「ヴェントサン」や、
日本スティーベル社のLT-50
などがあります。
ダクトありと違って台数が必要になってきます。(単世帯の平均的な大きさで6台程度)
また70秒ごとに吸気・排気を交代するシステムなので、換気経路をきちんと計画することが大切です。
どこに配置して、どういう換気経路で、どれだけの換気量を確保するのか。
設計担当や換気システムのメーカーと相談しながら決めてください。
また70秒ごとに換気方向が変わるので、しっかり換気されるように気密施工を泉北ホームに行ってもらってください。C値の向上が必須です。
C値向上が重要なのは3種換気でも1種ダクトありでも一緒ですが(*^_^*)
個人的な見解ですが予算に都合がつけば、全熱交換型の1種換気は付けられる方が良いかなと思います。
3種換気のお家のくろーばーが言うのも何ですが(*^^*)
※くろーばー家はダクトスペースの問題があったので。
断熱気密のプロたちの間でも、全熱交換1種ダクトなしの24時間換気が増えてきているように思います。(換気はプロたちの間でも意見が分かれたりする部分なので難しいです)
③給湯器は何が良いですか?
エコジョーズ、エネファーム、エコキュート、エコワン・・。
いろいろな給湯器があり一長一短です。
ガスの原材料費、原子力発電の今後の行方など、経済や政治的な問題にも絡むところなのではっきりした答えはありません。
特徴としては、
2世帯住宅
日中も家で生活する
床暖房あり
太陽光発電なし。
といった消費エネルギーが多い家庭では、エネファームがおススメ。
共働き家庭
日中は家に誰もいない。
オール電化
調理はIHでも良い
といった家庭では、エコキュートがおススメ。
エコワンは、エネファームとエコキュートの中間。
エコジョーズは、変わったことはしたくない。初期投資を抑えたい。給湯器が壊れにくい
従来通りの安定志向の方におススメ。
といった感じでしょうか。
どの給湯器が良いというより、ライフスタイルによって
使い分けるのが経済的になるかと思います。
くろーばー家では、
共働き世帯
単世帯
IHキッチンでも良い
太陽光パネル発電との相性
エネファームだとダブル発電扱いで売電単価が下がる
ガス基本料金のカット
床暖房を入れない
原子力発電が今後しばらくは活用される見込み
といった事から、オール電化・エコキュートを採用しています。
先日、大阪ガスのエネファーム担当の方とお話しする機会がありました。
(何度も書きますが、くろーばーは建築関係者ではありません(>_<)
基本的に10年を目安に給湯器の交換が必要になるそうです。
10年そこそこで、初期投資のもとをとる必要がありそうです。
補助金と発電・売電のお金で何とかとれる・・か・・な。
泉北ホームではエネファームをかなり安く導入でき、
エコキュートとの価格差は45万円。(2016年11月契約時)
補助金で15万ほど出るので、価格差が約30万。
エコキュートが15年持つとして、5年の本体交換分を加味すると、
エネファーム本体が200万として5年分で100万。
価格差130万。
15年で130万円分つまり、1年で8万円強を越える売電メリットがあれば
元をとれるということになります。
ややエコキュートに分があるか・・。オール電化のエコキュートならガス基本料金がかからない分さらにお得。
しかし10年後にはエネファームの価格は間違いなく下がっていくはず。耐久性も上がるはず。そうすると・・。
・・という感じなので結論としては、やはり生活スタイルで決められるのが良いのではないでしょうか。
④2×6(ツーバイシックス)は、良いですか?
耐震性が少し増すこと
壁断熱を厚くできる
この2点がメリットです。
単世帯の平均的なお家の大きさで、2×4→2×6に変更するのに、30万ぐらいかかると思います。
ただ単に断熱性能をあげるために2×6にされるのであれば30万の予算を、
窓・全熱換気システム・屋根断熱・床断熱に回す方がコストパフォーマンスは高いです。
壁の断熱は快適性でいうと優先順位は一番あとになります。
壁は面積が広いので、断熱性能を表すUa値が良くなりやすいですが、
上記の個所に予算をまわす方が、実感としての断熱性能が良くなります。
30万で断熱性能をアップさせるなら、僕なら・・
すべての窓のスペーサーを樹脂製にする。
約5万。
屋根断熱の吹き付けを80mmから180mmにする。
ざっくり25万(もうちょっとかかるかな。)
これらに使いますね。
予算に合わせて効率良く断熱性能をアップさせてください(^-^)/



