透湿防水シートの施工 ~新築工事67日目~
こんにちは。こんばんは。おはようございます。
30代サラリーマンの、くろばーです。
新築工事も2か月が経ち、外観がすっかりお家の形になってきました。
家の外側を囲っていた構造用合板が、透湿防水シートで覆われました。
木造の感じから外観の印象が少し変わりましたね。
近寄って見ると、こんな感じ。
銀色なのは透湿防水シートの表面がアルミ膜になっているからです。
泉北ホームの透湿防水シートは、フクビ社製の遮熱エアテックスという製品です。
透湿防水シートの表面にアルミ膜を蒸着させることで遮熱性を高めています。
まあ、コストパフォーマンス的に疑問の余地は大ありなのですが・・。
全国的に見て有名な透湿防水シートに、デュポン社のタイベックという製品があります。
これにもアルミ膜で遮熱性を高めたタイベックシルバーというのがあるのですが・・。
断熱気密のプロたちからは失笑を買うレベルです。
別に住宅性能が下がるわけではないので問題はないのですが、
ここにコストをかけるなら他にかけるところがあるでしょ、ということです。
より詳しく説明すると、断熱性能値=R値1.0W/m2K以下になると透湿防水シートの断熱性能は、遮熱機能のあるなしに関わらず、ほぼ横並びになります。
これがどれぐらいの断熱材があれば横並びになるかと言えば、標準的な断熱材「グラスウール16k」なら38mmからです。
ちなみに、くろーばー家の壁の断熱は140mm。
泉北ホーム標準で80mmです。
・・余裕ですよね。
というか、現代の新築で壁断熱38mm以下は考えられません。
そんなほぼ断熱されていないお家なら遮熱する機能の意味はありますが、
そんな低性能なお家には、そもそも住まない方が良いですね(^_^;)
要するに、ここで余計なコストをかけるなら、断熱材を10mmでも厚くする方がよいわけです。
アルミで遮熱するのは断熱材を38mm以上入れられない
お弁当箱の袋とか保冷バッグぐらいにしておいて下さい(^_^;)
断熱機密のプロたちからすると10年以上も前に詳細な研究データが発表されているのに、まだここかというレベルなために失笑するわけです。
また光熱費ベースで考えると沖縄ならともかく、それ以外の地域では
夏の冷房費よりも冬の暖房費の方がはるかにかかります。
遮熱よりも熱をどう利用するかに重点をおく方がよいわけですね。
断熱性能はそのどちらにも対応するので断熱材の厚みは大事なわけです。
これは屋根の遮熱性についても同じことが言えます。
さて、まったくの余談ですが、透湿防水シートは家の外周面に貼るので工事中とっても目立ちます。
なので透湿防水シートのメーカーは納品している住宅メーカーの社名を
サービスで名入れして他社との差別化を図っています。
確かに近隣の方への良い宣伝にはなりますよね。
少し近寄ってみます。
外壁の透湿防水シートから配線が出ていますね。
ここは外部の電源コンセントが施工される予定の場所です。
現場監督Dさんが気密を高めるために、貫通穴をテープで塞いでくれています(^O^)
良い気密(C値)が出ますように(>_<)