あちこち温度を測定してみた ~新築工事61日目~
こんにちは。こんばんは。おはようございます。
30代サラリーマンの、くろーばーです。
今日はお家のあちこちの温度を測定してみました。
なぜかと言うと間もなく断熱材の施工が予定されています。
その時の断熱の効果を施工前、施工後で比べてみたかったからです。
それでは測定を始めてみます。
まず外気温から。
水銀気温計で測定。めっちゃアナログ(*^_^*)
時間は午前11時ごろ。
天候は晴天。薄雲が全体的にかかっていました。
気温は、約32.2℃です。
・・もう夏ですね。暑いです(>_<)
室内の1階です。
気温が、約30.8℃
2階に上がって測定。
気温は、33℃。
体感でもはっきりと分かるほど、1階との気温差を感じます。(気温差2.5℃)
屋根材が施工される前のため、屋根材による断熱効果がないこと。
屋根(天井)断熱が未施工なので、その暑さが直に2階に伝っていること。
暑い空気が上昇して2階の方が暑くなること。
これらが原因によって温度差が出ていると思われます。
次は、サーモメーターを使って温度測定です。
施工途中の屋根材「グランデグラッサ」が地面に置かれていたので測定。
その表面温度は・・。
表面温度はなんと、50.5℃!
素手で触るとヤケドとまではいきませんが、かなり熱いです。
屋根材は、
8月の真夏
昼の2時
晴天
という条件が整えば、屋根の温度が80℃にも達するというのも頷けます。
逆にいうと屋根材によって太陽光を遮っているので、
ある一定、室内が温度上昇から守られているとも言えますね。
1階の室内・南面の壁です。
外壁が付けられていない状態の構造用合板。
表面温度が、31.4℃。
2階の屋根を温度測定。
表面温度が、39.1℃。
そこから下に向けて、南面の窓の上を測定。
表面温度が、32.5℃。
そのすぐ下の窓を測定。
窓のガラス部分が、34.4℃。
(APW430トリプルガラス)
次に同じ窓のサッシ部分。
表面温度が、33.6℃。
(樹脂サッシ)
まとめてみます。
外気温32.2℃。
室内気温(1階)30.8℃
壁(1階・室内・南面)31.4℃
室内気温(2階)33℃
壁(2階・室内・南面)32.5℃
窓(2階・室内・ガラス面)34.4℃
窓(2階・室内・サッシ部分)32.6℃
屋根裏(低い位置)39.1℃
屋根材(グランデグラッサ)50.5℃
ここから分かることは、
①1階から2階、2階よりも屋根裏の方が温度が高い。
→高い位置に行くほど温度上昇がみられる。
②同じ南面でも窓より壁の方が温度が低い
→窓よりも木材の方が断熱性能が高い。
③太陽光を直接に浴びる屋根材は非常に高温になる。
実は偶然なのですが、もう一つ面白い測定結果が出たのです。
それが、これ。
屋根裏の高い位置を測定しています。
本来であれば屋根裏の低い位置の39.1℃よりも
高い温度にならなくてはいけません。
なのに、3.5度も低い温度に・・。
はじめ測定ミスかなと何度か繰り返しましたが同じ結果に。
なぜかなと考えていて気が付きました。
この日は屋根業者さんが屋根材を取り付けていました。
地面から屋根材を昇降機で屋根に上げ、
屋根の頂上近くに屋根材を積み上げていました。
つまり日射遮蔽、日陰を作り出したわけです。
そのために頂上近くの野地板の温度が下がって、このような測定結果になったのだと考えられます。
これはある意味、おもしろい結果なのです。
つまり屋根材の施工によって、温度低下が少なくとも3.5℃、
測定した屋根裏の高さの違いを加味すると5℃以上、日射遮蔽効果があるということですね。
軒、庇といった日射遮蔽がいかに大切かが分かる測定結果でした(*^_^*)
次は断熱材が施工された後に、測定をしてみたいと思います。
うーん。楽しみ♪