地盤改良の種類
こんにちは。こんばんは。おはようございます。
30代サラリーマンの、くろーばーです。
昨日は、地盤調査について取り上げました。
地盤調査の結果、地盤が緩かった場合、
地盤改良をしなくてはいけません。
今日は、地盤改良の種類について取り上げたいと思います。
地盤改良は、工法がたくさんありますが、
代表的なものをご紹介したいと思います。
まず、表層改良から。
字のごとく地盤の表層を改良します。
セメントを地面にまき、土と混ぜ合わせます。
そののちに、転圧し固めるという工法になります。
金額的にも安くすみます。
自沈層と呼ばれる軟弱地盤が、表面から1m未満のみに使える工法ですので、
地盤が比較的、良好な場所で選べる地盤改良になります。
具体的な費用は、広さや業者によってまちまちだと思いますが、
30~50万といったところでしょうか。
次に、柱状改良です。
1m以上、固い地盤(支持層)がない場合には、柱状改良になります。
柱状改良は、地面に穴をあけ、その穴にセメントを流して固め、
家を支える柱にする工法です。
8mほどまでなら、柱状改良の工法が可能です。
費用はまちまちですが、
50~100万といったところでしょうか。
泉北ホームの施主ブロガー・ヒロウマさんは、
地盤改良にDSP工法を採用されたとのことでした。
DSP工法は、柱状改良の一種になります。
費用は70万とのことでしたから、おおむね標準的な費用かと思います。
とはいえ、70万も必要になるのですから、ヒロウマさんが
とても悔しく思うのも無理はありません。
耐震等級3を取るより、地盤改良をしっかりやっておく方が強い家になります。
ヒロウマさん、元気出してください!!
最後に、鋼管杭を使った地盤改良です。
金属製の杭を地中に打ち込み、家を支える柱にする工法になります。
15mほどまでの施工が可能です。
→修正
30mほどまで、施工可能なようです。
地形、地質に依るのでしょうが。
費用はこれまた、まちまちですが、
100万前後といったところです。
さて、柱状改良や鋼管杭の工法を書いてきましたが、
これらは近年、見直され始めています。
というのは、柱状改良や鋼管杭による地盤改良は、セメントや鋼管を使うため、
六価クロムという化学物質を土中に拡散してしまいます。
六価クロムは発がん性を指摘されている物質であるため、
問題視されてきているわけです。
また、柱状改良や鋼管杭の地盤改良により、
土中にセメントや鋼管が残ることになります。
将来的に自分の土地を売る場合、これらのセメント柱や鋼管は
埋設物扱いになり、売り手が処分する義務を負います。
つまり、撤去費用を捻出しないと土地が売れないということなのです。
これらの撤去費用は、少なく見積もっても50万はかかると言われています。
あくまで少なくともです。
実際には、広さや本数によりますが、100万以上はかかるかと思います。
問題なのは、これらの事を一般的な施主が知らないことが問題なのです。
家には建てる予算のほか、税金、維持費などがかかります。
これらだけでも、よく知らない方も多くいらっしゃる中、
埋設物の処理のことを知らずに将来的に撤去費用もとなると、
ライフプランに大きな支障が出ることは目に見えています。
これらのことが、世間一般にもっと認知されるようになればと願っています。