【床下エアコン・小屋裏エアコン】泉北ホームのモデルハウスに行ってきました③【松尾和也先生の監修】
こんにちは。こんばんは。おはようございます。くろーばーです。
さて、泉北ホームの新しいモデルハウスの紹介その③です。
前回は松尾先生の監修による冷房計画の様子をお伝えしました。
ホント、すごいですよね。
こうした温熱設計がどの住宅会社でも出来るようになれば、健康・快適・省エネ・経済的な家で、みんなが過ごせるようになるのですが!
さて、エアコン1台で家全体を冷房している素晴らしい性能&設計の、このモデルハウス。
断熱にうるさい私が気になったのは、じゃあ、いったいどんな設定温度になっているのか、という点です。
例えば、スゴい大きなサイズのエアコンで、16℃設定、風量MAXなんてなっていたら、まあ、そりゃそうだろうってなります。
で、怪しい施主が近くをキョロキョロと、探し回っていると・・・・。
見つけました。
エアコンのリモコン!
23℃の風量が自動という設定になっていました。
私がこの空調室に入った時には、エアコンの風量はだいたい中ぐらいで稼働していました。(外気温が35℃ほどあります)
その環境の中、家一軒をすべて冷房しているのですから素晴らしい性能です。さて、問題はこのエアコンの冷気をしっかり各部屋に送れているのか、ってことですね。
はい。
ちゃんと、抜かりなくチェックしています。というか、泉北ホームさんも、その辺りはちゃんと確認できるように作ってくれているみたいですね。
このモデルハウスは3LDK。延床31坪。
2階に主寝室、子ども部屋2つという、よくある間取りです。
2階の各部屋に温湿度計を用意してくれていました。
どちらも約24.5℃。
湿度が50%を下回るという、ステキな温熱環境でした。
(ここは一人言です。体感ではもう少し絶対湿度が高かった気がします。みはりん坊の方が精度が高い気がしますね。ま、私の体感なので間違いかもですが、温熱環境を肌感覚でとらえるのが得意になってきているので、たぶん合っていると思うんですよね。本当にこの温度・湿度だったら寒いですからね。体感としてはちょうど良いぐらいだったので。)
ひとり言をブツブツ書いていますが、大事なことはどちらの部屋でも、温度・湿度が一定だ、という事です。
これは松尾先生が監修された空調計画がしっかり機能しているという事です。
暖房よりも冷房の計画は本当に難しく、スーパー工務店と呼ばれる技術力の高い工務店でも、全館冷房はなかなか難易度が難しいものです。
この辺りが本当に技術力があるか分かるところなんですよね。
で、さすが松尾先生だなと思うのが、この空調室のエアコンの位置取りです。
このモデルハウスで一番暑くなるのは、1階の暖気が階段室を通っていくので、2階の階段室の上部辺りになります。
家の中で一番暑い暖気が2階の天井付近に集まってくる訳です。
で、先ほどの空調室。
エアコンが空気を吸い込む位置がどこにあるかと言うと、ちょっと見づらいですが、ココ。
壁に隠れてチョットしか見えていませんが^^;
ちゃんと、暑い空気をエアコンが吸いやすく設計しているんですよね。
見よう見まねで小屋裏エアコンを設計しても、エアコンがサーモオフしてしまって、小屋裏だけ冷たくなるなんて、温熱に詳しい方ならよく聞く話です。
こうして計画された空調のもと、家中に冷気が送られて、家中が涼しい。居室のトビラを閉めても、ちゃんと涼しい。という理想的な温熱環境が出来上がる訳ですね。
ホントにすごい!
はあ。
感嘆のため息しか出ません(゜o゜)
たぶん、一般的な方がこのモデルハウスを見ても、なんだか小さいモデルハウスだな、ぐらいにしか感じないかもしれません。
豪華なインテリアに、大きくて開放感のある窓。
広いLDKに、高価なキッチン。
こうした所で客に夢を見させて、契約にこぎつけようとする住宅会社がほとんどです。
しかし、結局は予算の壁がある。
何とか建てたあとは、暑い、寒い、結露を起こす、冷暖房費が高い、全館空調や床暖房のメンテナンス費がかかる・・・などなど。
こうした暮らしが待っている訳です。
オシャレな家ももちろん良いですし、素敵なキッチンをつけるのももちろんOKです。
OKなんですが、まず住宅の基本的な性能をしっかり整えて、その上で、というのが基本的な原則です。
ここまで完成度の高い空調計画は、一般的な住宅会社には難しいですが、家づくりを勉強していくと、こうした所まで意識した家づくりができるんですよね。
口先だけの住宅営業マンに騙されず、健康、快適、省エネ、経済的な家づくりができるように、しっかり勉強して、家づくりに臨んで欲しいなと思います。
ということで、次回は泉北ホームの東大阪モデルハウス、最後の記事になります。
前々回、クイズを出していた答え合わせをしようと思います。さて、何の設備が画像に写っていたのでしょうか。
では、また次回をお楽しみに♪