覚えていますか?大阪市西成区の崩落事故。
こんにちは。こんばんは。おはようございます。くろーばーです。
昨年2021年の6月。
あるニュースがありましたが覚えていらっしゃるでしょうか。大阪市の西成区で、住宅2棟4軒が崖から倒壊(崩落)した事件です。
結局、1年経った今でも、なぜ崩落したかは謎のままです。
崖下で、高齢者施設の基礎工事が行われていたので、その振動や土圧の変化などによって崩落が起きた可能性があります。
しかし、これを崩落した住民が立証するのは非常に難しいです。
崖ののり面の管理責任は住民にあるので、がれきの撤去費用も必要ですし、もし、崩落した際に別施設へ影響するようであれば、その弁償費用も必要になっていた事件です。
結局、住民側にのり面の補強工事をする費用が工面できないことから、大阪市から訴訟を起こされています。
示談の末、土地を大阪市に寄付する代わりに、補強工事費用を大阪市が持つことになったそうです。ここまで話が進んだのが、ごく最近の話です。
このニュースを見ると、安易に安い土地を購入する危険について、施主側もしっかり認識しておかないといけないと思いますね。
なぜ、他の土地よりも安くなっているのか。
それは許容できるリスクなのか。
今回の件では、崖下でケガした人もおらず、何かしら弁償するような事もありませんでしたが、もし崖下に住宅があって、家財や人の生命に危害が及んでいたとしたら・・・。
考えるだけで恐ろしい補償料が必要になるでしょう。
安易に安い土地を選ばず、しっかりリスクも考慮できるように、勉強しておきたいですね。
そのためにも、基本的には土地だけ先に買うということはせず、信頼できる住宅会社を選んでから、その土地が家を建てるに相応しいかどうかを専門家の見地から見てもらうことが大切です。
不動産会社は基本的には買ってもらってナンボの商売ですからね。土地さえ売れれば何も問題がないんですよね。
なので、家を建てるところ、暮らしていくところまで考慮してもらうなら、信頼できる住宅会社の担当者に見てもらうのが一番です。
だからこそ、良い住宅会社、良い担当者をしっかり検討して選んでいきたいですね。