大手ハウスメーカーのCMを見て思うこと。【高気密高断熱】
こんにちは。こんばんは。おはようございます。くろーばーです。
今日は少しネガティブな記事になります。
大手ハウスメーカーについての批判記事になるので、気に障られる方はそっとブログを閉じて頂ければ幸いです。
さて、気に障られる方はもう見ておられないですよね。
では、記事を始めます。
お正月シーズンということもあって、この年末年始はTVコマーシャルを中心に大手ハウスメーカーの広告がよく出ていました。
例えば、パナソニックホームズ(旧・パナホーム)
例えば、セキスイハイム。
他にも、いくらでも出てきますが。
このブログを読まれている方や、高気密高断熱を勉強されている方はご存じの通りですが、こういうイメージだけで住宅会社を決める時代はすでに終わりました。
窓は半樹脂サッシ。玄関扉の断熱グレードも低い。
気密測定もしない。気密施工もしない。
当然、24時間換気の効き目も不明。
全館空調で暖かいとはよく言ったもので、莫大な暖房エネルギーを使って、とんでもない光熱費を施主に支払わせて、高額なメンテナンス・交換費用をかけさせて、何とか室温を維持する全館空調システムが素晴らしいイメージでCMしているわけです。
CM中には窓の近くでネコちゃんが、「全館空調が暖かいわ~。」とアテレコしています。
実際に猫ちゃんが住んでいたら、半樹脂サッシの窓の近くの寒い寒いスペースに猫ちゃんが行くわけないでしょ。
実際にネコちゃんを飼われている方が見てらっしゃったら、モデルハウスにでも連れて行って、窓の近くでくつろぐかどうかを試してみて下さい(^_^;)
あまりにアホらしいCMで久々に頭にきたので記事にしました。
ネガティブな記事で申し訳ないのですが、これから家づくりをされる方はこうしたCMイメージに騙されることなく、しっかり高気密・高断熱・パッシブ設計について学んで下さい。
どれだけバカなことをCMしているかが、よく分かりますから。
実際に、大手ハウスメーカーで建てられている方の施主ブログを見てみて下さい。
どれほどの温熱環境になっているか。
窓の結露がどれだけひどいことになっているか。
例えば、パナソニックホームズで建てられたお家で、窓の結露水が凍結するなんてことも起きています。
結局、内窓を後付けされているのですが、それでも結露が止まらないので、外窓と内窓の間に乾燥材を置くなど、ご苦労されているそうです。
建築コストで言えば、我が家の1.5倍ものお金がかかる大手ハウスメーカー。
それなのに、冷暖房費はかかるし、窓や玄関は結露するし、換気はちゃんとできないし、寒いし、暑いし、メンテナンス費用がかかるし、全館空調システムが壊れたら修理は高額だし、交換費用は高いし、メーカーの言い値だし、年数がたった全館空調システムは性能悪いし・・・・。
そんな住宅会社にお金を払う。
そんな住宅会社が日本の住宅の数割を建てている。
そんな住宅会社が政治や経済に大きな力を持っている。
住宅性能を上げる阻害をする。
そんな会社にあなたはお金を払いますか。
良い家づくりをしようとする住宅会社や設計事務所の成長を邪魔しますか。
新聞社やTV局も大きなスポンサーである大手住宅メーカーを批判する内容は報道しません。だから、いつまでも低性能な住宅が作られ続けていく。
昨年はコロナ禍ということもあり、また動画投稿が有効な宣伝になるということで、温熱や住宅のプロたちがyoutube動画でたくさんの発信をして下さっていました。
もう6年ほど発信をされている兵庫県の工務店クオホームの本田さん。
(元)パッシブハウスジャパン理事で、兵庫県の松尾設計室・松尾先生。
横浜で不動産と住宅建築をされているラクジュの本橋さん。
ウェルネストホームの早田さん。
エネルギーパス協会の今泉さん。
構造塾の佐藤先生。
ふくろう不動産の中川さん。
HAPINICE代表の林さん。
住宅四天王のエースさん。
せやま大学のせやまさん。
オーガニックスタジオ新潟の相模社長
子育て設計室の小暮さん。
鳳建設の森さん。
名古屋の工務店rogoroの丹羽さん。
ちょっと挙げただけでも、これだけの方々がyoutubeで動画発信してくれています。
世界から嘲笑をかっている低性能な住宅からの脱却を。
冬のたびに寒く、結露に苦しむ住宅が当たり前でないことに気付きを。
夏場、部屋ごとにエアコン冷房が必要な家が、この上ないほど低性能であることに気付きを。
施主が後々の家計に苦しむ全館空調システムを堂々とCMしている大手ハウスメーカーへ反対の意思表示を。
良いものが良いと感じられる当たり前の世の中になって欲しいなと思います。
我が家は4年前の契約で、延床31坪ほどで、2200万ぐらいのお家です。これが全館空調システムを入れた大手ハウスメーカーの家なら3000万は下りません。
毎年、毎月の光熱費がどれほど違うか。
室内の温度・湿度かどれほど違うか。
どれほど快適で、健康的で、省エネで、経済的か。
これまでブログで発信してきたとおりです。
この高性能な家と、大手ハウスメーカーの低性能さ。
そして、ざっと800万もの建築費用の差。
いい加減、消費者・生活者をバカにした家づくりも終わりを告げるときです。
しっかり学びましょう。
しっかり知りましょう。
先々の暮らしを考えた家づくりをしましょう。
地球の環境を考えた家づくりをしましょう。
寒い寒い冬に、暑苦しいことを言ってしまいましたが、これが日本の住宅業界の事実です。
大手ハウスメーカーが性能を向上させれば物流が変わるので、日本の住宅性能は一気に向上します。より性能の高い建材がより安く手に入るようになります。
SDGsの世の中が加速します。
そんな時代にしていきたいですね。
偉そうなことを言うつもりはなく、自分の子どもが大人になったときに、超高齢社会を迎える前に、より良い社会にしていかないと、いずれ社会保障が厳しい時代がくるのですから、今のうちにできる事はしっかりしていきたいなと強く思います。
さて、長くなりましたね。しかも説教臭い(^_^;)
年は取りたくないものです。
さあ、素人である我々、施主が知識を蓄えられる時代が来ました。
良い家づくりをしたいですね!これから家づくりをされる方、応援しています!!