雨音
こんにちは。こんばんは。おはようございます。
くろーばーです。
さぬきペンギンさんが、高性能なご自宅にいると、この豪雨でも雨音が聞こえないという記事をブログで書かれていました。
住宅性能向上委員会(さぬきペンギンさん命名)の下請け業務をおこなっている(笑)私も、防音の記事を書いてみようと思います。
我が家の断熱仕様はさぬきペンギンさん邸には及ばないものの、
窓・・・樹脂サッシトリプルガラス
屋根断熱・・・300mm以上
壁・・・140mm
床・・・120mm
という感じです。
我が家でも音量計を使って室内の音量を測定したことがありました。
大雨であろうと壁や窓、天井、玄関といったところからは室内にいると雨音は聞こえてきません。
自動車の音もほぼ聞こえません。
しかし、我が家の場合では、高性能なさぬきペンギンさん邸と異なって、
・今回の豪雨
・ヘリコプターの音
は、室内でも聞こえてきました。
これがなぜかというと、我が家が3種換気のために、壁に給気口があるからですね。
3種換気の給気口はただの穴なので、室外の音が侵入してきます。
吸気口は高い位置にあるのが一般的です。
そのため、上空を飛んでいるヘリコプターのおとや、音が拡散しやすい冬の夜間の甲高い声などは、給気口から比較的に入りやすくなります。
また、給気口には雨が入り込まないように室外側に金属製のフードがあるのですが、これに雨粒が当たったときに出る音が給気口から入ってきます。
そのため、フードに雨粒があたるような風向きと、かなり強い雨量が重なった時だけ雨音が室内で聞こえてきます。
正確には雨音というか、雨粒とフードとの衝突音ですね。
我が家の場合、吸気口は南側にあるので日射遮蔽もあり軒を出しています。
そのため強烈な大雨でもめったなことでは吸気口のフードに雨粒が当たることがありません。
今回は風も強かったことと、風向きが南側から吹き、雨粒がフードにあたっていたようです。(正確には南東側からだと思われます。)
風向きと風の強さの条件がそろわないと給気口フードに雨粒が届かないので、今回は特殊なケースだったようです。
今回のような豪雨の時には逆に音が聞こえる方が、室外の様子が伺えるのでむしろ好都合なのですが、こうした音にも対策がしたいという方なら、換気システムをダクト式にされると、さらに防音強化になると思います。
いまの高気密高断熱の家に住んで3年近く。
妻がいつも話しているのが、
「外で雨が降っているかどうか、本当にこの家にいると分からないね。」
「外が暑いか寒いか家の中にいると分からないね。」
と、嬉しそうに嘆きます(?)
防音性能が上がると、近くに幹線道路があって自動車の音が騒がしいとか。
近所の公園や工場が騒がしいとか。
近隣の方の騒音に困っているとか。
そういう事にも強い家づくりになるので、気密・断熱はそういう意味でも効果が高いですね。
唯一のデメリットとしては、室外からの音が入ってきにくいので、室内の音が響きやすいうことです。
つまり・・・・子供たちの兄弟げんかの声が響く響く(^_^;)
もちろん、それを叱る親の声も響くということです(笑)
わが子たちの兄弟ケンカは想像を絶する大音量で、ときに100dbを超える時も(真剣に測定したことアリ(*^^*)
ま、冗談はさておき。
高気密・高断熱の住宅は単純に、夏涼しく冬暖かいという温熱の快適性や、冷暖房費が下がる、健康が維持されやすい、といった面だけに収まらず、防音にも強いです。
立地的に室外の音が気になる方は、そういう意味でも高気密・高断熱住宅を目指されてはいかがでしょうか。
生活の質が上がると思います。