もしも家を建て替えるなら【理想の家づくり・仕様決め】
こんにちは。こんばんは。おはようございます。
くろーばーです。
皆さん、家づくりの計画してますか?
もう3年近く前に我が家は無事に完成し、快適に過ごさせて頂いています。
そんな生活ではありますが、時々、次に家を建てるなら、こんな仕様にしてみたいと想像、というか妄想をすることが多々あります。
もしかしたら、そんな妄想でもこれから家づくりされる方の参考になるかもしれないなと思ったので記事にしてみようと思います。
さて、では屋根から始めましょうか。
皆さんは屋根材、何が好みですか?
あるいはすでに建てられた方は何を使っていますか?
我が家は一般的なスレート(コロニアル)屋根です。
KMEW社の物ですね。
有名どころなのでお使いになられている方も多いかもですね。
さて、理想としては何にしましょうかね。
一昔前は、自然石粒仕様のジンカリウム屋根が良いかなと考えていました。
ジンカリウム鋼板は金属屋根のガルバリウム鋼板と兄弟分の屋根材です。
金属組成の割合がほんのちょっぴり違うんですが、ほぼ同じだと思ってもらえれば。
で、ガルバなどは金属屋根で、ある程度安く、形も自在にしやすい、火災に強い、経年劣化に強い、軽いので地震に強い、などメリットがたくさんある屋根材です。
太陽光パネルとの相性も良いです。
また、パネルの重みが加算されるので地震に弱くなりますが、もともと金属屋根が軽いので、耐震性のリスクがかなり軽減されます。
ただし、デメリットが1つあって、それが音と熱なんですね。
まず、屋根は太陽の熱をもろに受ける場所なので、ものすごく高温になります。
スレート屋根でも夏場になると70℃ぐらいまで上昇します。
最近の気温だと80℃まで到達しているかもしれません。
これが金属屋根になれば、さらに高温になることは間違いありません。
屋根材の下に通気層があるので断熱構成としては計算には入りませんが、それでも通気している空気も暖められるので影響はゼロではありません。
次に、音。
良くも悪くも金属屋根は薄く、軽いので音が響きます。
雨が降った時に室内に雨音が響くというものですね。
ただ、このデメリットの2点は、高気密高断熱の家ではあまり気にする必要が無いように思います。
高断熱ということは必然的に屋根(天井)の断熱材が厚く施工してあるわけで、当然、防音性能も上がります。
実際に高断熱のお家でガルバリウム屋根を使っているお家の方でも、雨音がうるさいという声は聞いたことがありません。
というわけで、その昔、私が考えていた自然石粒の仕様にする必要もないわけです。
自然石粒とは、金属屋根の表面に石粒を吹き付けるものです。
これによって屋根の防音性を高めたり、断熱性を高めることができます。
ただし、高価ですし、施工上の制限もあります。
天井・屋根断熱をしっかり施工していれば音や熱の面もクリアできるので、何を使っても特に問題ないですね。
大手ハウスメーカーのセキスイハイムが採用しているステンレス製の屋根材も良いですね。
圧倒的に腐食に強く、雨漏りに強い。耐久性が高い。
メリットが大きいです。値段も高いですが(^_^;)
というわけで、予算に余裕があればステンレス屋根。
なければガルバリウム屋根で。
屋根材だけで結構、長くなってしまいました。
次にいきましょう。
次は、外壁ですね。
現在の我が家はKMEW社の光セラという窯業系サイディング材を使っています。
近年の注文住宅ではわりとスタンダードになってきた感じでしょうか。
何年か前までは親水セラが多かったですね。
KMEW社も2、3年ほどまでに親水セラの販売をやめて光セラ一本にしたように記憶しています。
外壁材は、ホント種類が多いですよね。
タイル、窯業系サイディング、ALC、レンガ、木材(杉板など)・・・。
好みやコンセプトによって全く異なりますが、我が家のコンセプトは長持ちという観点が強いので、タイルかコーキングレスの窯業系サイディングを選ぼうかな。
タイルは大手ハウスメーカーの一条工務店やパナソニックホームズさんが標準仕様としている、光触媒のタイルが一番良いですね。
何年経っても汚れにくい光触媒タイルはメンテナンスの楽さ、費用のかからなさを考えてもすごく良いですね。
キレイな塗り壁もステキなのですが、数年もすると雨だれの黒い筋が入ってしまう。
数年おきに塗装ができるほどの資産があれば良いのですが、それは難しい。
もう一つの選択肢はコーキングレスのサイディング材。
これは商品まで決まっていて、旭トステムのガーディナルスマートですね。
コーキングレスのため住宅で最も劣化が早いシーリング剤の再施工が必要なくなります。
将来のメンテナンス費用が圧倒的に安くなります。
タイルと比べると、施工費が安いので一般的な予算であればガーディナルスマートで決定かな。予算が潤沢なら光触媒のタイルで。
ちなみに外構に使うブロック塀も光触媒タイルが良いですね。
汚れ方が他のものと全然ちがう。キレイ長持ちです。
細かい建材でいうと、シーリング剤を使った外壁を選ぶなら、シーリング剤はオートンイクシードが長持ちするので良いですね。
我が家で使っているスーパーKMEWシールも中々良いですが、オートンイクシードはさらにその上をいく耐久性を誇るようです。
だいたい屋根・外壁材のメンテナンスサイクルって30年ですが、オートンイクシードなら30年しっかりもってくれそうです。
メンテナンスサイクルが一緒になると費用が安くなるのが一般的ですから、これは嬉しい。
屋根材の下に施工する防水シートも、30年を1サイクルとするなら、改質ゴムアルファルトルーフィングを選びたいですね。
マスタールーフィングは60年もつということですが、屋根材などの方がそれほど持たないので改質ゴムアスで十分です。価格がぜんぜん違いますからね。
我が家で使っているのが、KMEW社のイーグルガード。
田島社のニューライナールーフィングや、PカラーEX+も良いと聞くので、この辺りを予算や性能で比較検討したいですね。
噂では田島社の方が良いなんて聞きますが、詳しい方いらっしゃいましたら教えて下さい。
と、まあここまでは昔からブログで書いてきた通りなのですが、最近はもうちょっと考えないといけないなと思っています。
それは、アスファルトルーフィングに透湿性が必要だということ。
壁の外側には透湿防水シートといって、雨水は通さないけど、湿気は通す素材のシートが貼りつけられるのが一般的です。
しかし、屋根の防水シートにはなぜか透湿性がありませんでした。
でも、これでは屋根材に湿気がたまって朽ち果ててしまいます。
実際に、排湿がうまくいかずに屋根板が湿気で朽ち果ててしまっている様子を見たことがあります。
それを加味すると、フクビ社のスーパーエアテックスKD30のような透湿性のあるルーフィングが良いかなと最近は考えています。
また、雨漏りリスクが高いのはルーフィングを留めておくタッカーで開いた穴の隙間です。
タッカーで留めないタイプである粘着型の透湿ルーフィングがさらに良いかと思います。例えば、ビッグテクノス社のラップタイトという商品です。
これらの商品であれば、マスタールーフィングよりは安価に、そして耐久性ではマスタールーフィングと同等クラスになるのではないでしょうか。
ん?
気づくとかなり長い記事になってきましたね。
屋根と外壁しか書いていないのに・・・(^_^;)
理想の家づくりを考えると、いくらでも書けててしまいますね。
また、気が向いたら理想の家づくりシリーズで記事を書いてみようと思います。