冬に日射取得できる土地を考えてみる。
こんにちは。こんばんは。おはようございます。
30代サラリーマンの、くろーばーです。
今日の大阪は最高気温が12℃。最低気温は2℃。
外の空気は冷たいですが日が出ているので、日中の日なたはポカポカ陽気でした。
Tシャツ一枚とはいかないですが、シャツにセーターでも暑いぐらい。
冬場の日射取得の大切さがよく分かります。
子どもを遊ばせていると、公園に10m弱ほどの高さの外灯がありました。
ちょうど2階建てのお家ぐらいの高さです。
時間は午前11時ごろ。
影の長さを測ってみると、約8m。
冬至から1か月近くが経っていますが、まだまだ影は長いですね。
影の長さを考えると、住宅の1階の窓に完全に日射取得を得ようと思うと、南面の建物から10mほど離さないといけないことが分かります。
窓のGL(地面からの高さ)が、基礎高さ(40cm)+土台(約10cm)+床材(約1cm)+フローリング(約1cm)の合計で50cm少々あるとしても、完全に日射取得しようと思うと9mほどは必要です。
住宅密集地で南面に隣家がある場合は、日射取得はなかなか難しそうです。
南側が道路になっていれば、4m道路でも駐車スペースをとれば1階でも日射取得が可能になるでしょう。
ただし、道路をはさんだ建物が3階建ての場合は、その建物の敷地に駐車スペースなど何mかのスペースがないと日射取得は難しいでしょう。
都市部で日射取得が出来るようにするためには、最低でも南面に接道していて、
・南面の敷地に4階建て以上の建物がないこと。
・自分や南面の家に接道までのスペースがあること。
が必須になるでしょう。
それぞれがビルトインガレージのように建物の下に駐車スペースがあり、接道までのスペースが少ない場合は、2階建てでも日射取得が難しいことが予想されます。
都市部において冬の日射取得は難しいことも多いですが、できるだけ冬の日当たりを考えた土地選びや敷地の使い方をしたいものですね。
利便性や土地価格といった様々な要素があって難しいですが、見た目にも快適性としても、光熱費としても役立つ日射取得なので検討材料にしてください。
間取りを2階リビングにした方が、うまく日射を活用できる場合もあるので、これから家づくりを検討される方は、いろいろ検討してみて下さいね。