Q値から我が家の暖房費を手計算してみる。
メリークリスマス!
30代サラリーマンの、くろーばーです。
皆さま、どんなクリスマスを過ごされましたか?
5才の娘はサンタさんのプレゼントが楽しみ過ぎて、12月に入りクリスマスソングを熱唱していました・・エンドレスで(^_^;)
お手紙まで書いた純心な娘にはサンタさんがやって来ました。
サンタクロースさんも大変ですね( ̄ー ̄)
さて、今回は温熱環境について勉強させて頂いた内容について。
三井ホームの施主ブロガー・さとるパパさん。
建築全般や温熱環境に詳しく、いつも勉強させて頂いています。
以前からQ値(Ua値)から暖房費を計算してみたいなと思って調べていたのですが、さとるパパさんが、とってもとっても分かりやすくまとめて下さっています。
せっかく勉強させて頂いたので、我が家のQ値と暖房費を手計算して、実際の暖房費用と比較してみようと思います。楽しそう♪
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
熱損失係数と呼ばれる Q 値 [単位:W/(㎡・K)] は、次の式で計算される値です。
Q =(温度差 1 ℃あたりの家全体の熱損失)÷(延べ床面積)
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
我が家の概算Q値は1.4。
延べ床面積は約31坪=102㎡。
先ほどの計算式から、下の式に変換します。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
(温度差 1 ℃あたりの家全体の熱損失)= Q x(延べ床面積)
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
我が家の場合
温度差1℃あたりの家全体の熱損失=1.4×102
となり、熱損失は、142.8W/Kとなります。
大阪の真冬の最低気温は2℃ぐらい。
室内は22℃ぐらいなので温度差は約20℃です。
1℃あたりの熱損失が142.8W/Kなので、
22K×142.8W/K=3141.6W
と、なります。
3141.6Wは、3.1416KWです。
1時間に3キロワットほど熱が失われているということですね。
1時間で3KWほどなので、1日の熱損失を考えると、
3.1416KW×24h=75.3984KW/日
となります。
概数で、75.4KW。
電気料金の単価は時間帯によって変わりますが、平均して仮に15円とします。
75.4KW/日×15円/KW=1131円/日
となります。
一日に暖房費で1131円を使っているという計算になりますが、もちろんそんなに使っている訳ではありません。
まず、ヒートポンプを利用しているエアコンは熱効率が高く、電気ストーブや電気カーペットのような暖房器具の4~6倍ぐらいの効率になります。
仮に5倍の熱効率として、
1131円÷5=226.2円
また、人の体から発せられる熱が成人男性で80Wと言われています。4人家族なのでおよそ300W。
300W×24h=7200W/日=7.2KW/日
となります。
先ほどの平均買電単価から、人体の発熱による暖房費の削減分は
7.2KW×15円/KW=108円
となり、
1日の暖房費は、
226.2円ー108円=118.2円
となります。
実際の暖房費用は、真冬で1日150円ほどなので、かなり近づいた感じがします。
あとは、ここに、
・24時間換気による熱損失(これはかなり大きいはず)
・日射熱(これも大きい)
・給湯や家電による発熱
などを加味すると、現実的な光熱費に近づくはずです。
今回、いろいろ計算してみましたが面白いですね(^0_0^)
4人家族の発熱によって暖房費用が1日100円以上削減できているなんて驚きです。でも、確かに実感はあります。
わが家で入居宅訪問があった際、リビングに10人を超える人間が集まることがあります。そんな時はエアコンの暖房(冷房)負荷が全然ちがうんですよね。
「人気(ひとけ)があると暖かい。」
なんて言いますが、確かにその通りですね。
昔のお家でもそのように感じるのですから、高気密・高断熱のお家になれば尚更ですね。
24時間換気や日射熱取得を含めたQ値による暖房(冷房)費計算は、また後日にやってみたいと思います。
さとるパパさんの分かりやすい記事に感謝しています(^o^)