数値だけで表せない家の快適性
こんにちは。こんばんは。おはようございます。
30代サラリーマンの、くろーばーです。
先日の記事でUa値とQ値について、ざっくりとお話しました。
この2つの数値は家の断熱性能を示す指標として重要です。
一方で、家の床面積や外皮面積が極端な場合、断熱性能と数値が一致しなくなる場合があることもご紹介しました。
今回も同じく数値だけで表せない家の快適性について書いていこうと思います。
断熱性能の基本的な指標は、やはりUa値(あるいはQ値)です。
壁は外皮面積が広いので、壁の断熱を強化するとUa値が上がりやすくなります。
ただし、注意することがあります。
断熱が人の実感に及ぼす影響が強いのは、
①窓
②換気
③床(基礎)
④天井(屋根)
⑤壁
の順番です。
圧倒的に窓の断熱性能が大切です。
そして、ご覧のとおり壁が快適性に及ぼす優先順位は一番低いのです。
泉北ホームを検討中の方から、「壁は2×4から2×6にした方が良いですか?」というご質問を受けることがあります。
もちろん、2×4より断熱性は向上します。
(耐震性もわずかに向上)
2×4→2×6の変更で、平均的なお家のサイズで20~30万ほどかかると思います。
30万の予算があれば、10枚ぐらいの窓をトリプルガラス窓「APW430」にできますよね。
南面の窓は日射取得を考えてAPW330に、東西北の窓だけ430にとか。
そういった費用対効果の高い予算の使い方ができます。
くろーばー家でも壁の付加断熱(内外W断熱)にしなかったのは、ここも理由の一つ。
(一番は敷地面積の問題で物理的に難しいことですが(*^_^*)
Ua値やQ値は断熱性能を示す指標ですが、人の体感と異なってしまうところがあるので、この優先順位は間違えないようにしたいものです。
断熱の優先順位は大事なのでもう一度、載せておきますね。
①窓
②換気
③床(基礎)
④天井(屋根)
⑤壁
予算配分には注意です!