いま家づくりをやり直すなら。
こんにちは。こんばんは。おはようございます。
30代サラリーマンの、くろーばーです。
さて、気づけば450以上の記事を書いてきた当ブログ。
(そんなに大した内容はないのですが)
家づくりに情熱を燃やして、自分なりに勉強して設計に取り組んできました。
家づくりについて調べる密度は、泉北ホームと契約してからさらに濃くなりました。いま思うと、もっとこうしておけば良かったと反省することも多々あります。
泉北ホームに建てた頂いたお家にはとても満足していますが、これからお家を建てられる方の参考になるように反省点を書いてみようと思います。
といっても僕なので断熱気密が中心です(*^_^*)
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まずは断熱の要である窓についてです。
くろーばー家では断熱性能をとにかく向上させたいと考え、トリプルガラス窓「APW430」を採用しました。
73万という費用がかかっています。
トリプルガラス窓は高額で、コストパフォーマンスとしてはまだまだですが、「高断熱」という観点からは非常に性能が良くなりました。
しかし、一方で「日射取得」という観点で、まだまだ考えが甘かったのです。
知ってはいたつもりが設計に活かせてなかったという自分の不甲斐なさ・・。反省です(>_<)
どういうことかというと、APW430では基本的に「遮熱型」の窓ガラスが標準になっています。
LOW-Eガラスが2枚付いているので遮熱型は断熱性能が高いです。
しかし日射熱を取り込みやすい窓を選ぶことで冬場の室内温度を上げることが出来るのです。
具体的には、
①南面の窓だけAPW330ペアガラスを使用する。
あるいは
②APW430の日射取得型の仕様にする。
日射取得型はLOW-Eガラスが1枚の仕様で日射取得率が向上します。つまり、日射熱を効果的に室内に取り込むことが出来ます。
南面の窓をAPW330ペアにすれば日射熱を多く取り込めるだけでなく、高額なトリプルガラス窓を減らすことができるので建築コストも抑えることが出来ます。
くろーばー家では冬場、1階・南面の窓からの日射取得は隣家との位置関係で難しいです。
そのため1階はトリプルガラス窓で正解ですが、2階は日射熱の利用を見込める窓なのです。
2階の南面窓はAPW330ペア(あるいは430の日射取得型)にすべきだったなあ。ん~。勉強不足でした(>_<)
大阪は日射取得の多い地域です。降り注ぐ太陽熱を利用しない手はありません。断熱ばかりに意識がいき日射取得がおろそかになっていました。反省(>_<)
次に、窓の形状について。
浴室や脱衣室、トイレの窓については、縦滑り出し窓よりも横滑り出し窓にすべきだったかなと考えています。
横すべり出し窓を高い位置に設計すれば採光量もアップしますし、1階の窓なので防犯上も有利に働きます。
また、脱衣室やトイレについては、もっと言えば気密を考えてFIX窓にしても良かったなと思います。
おそらく開けることはないだろうと思うので(*^_^*)
さらに窓のカラーについて。
くろーばー家では方角に合わせて窓の色を、日射取得に強いニュートラル色(透明)と断熱性能の高いブルー色とを使い分けています。
しかし同じ部屋の中で窓の色がちがうと違和感があるだろうということで、同室には同色を採用しました。
建ててみてみると、さほど気にならないので方角に合わせたカラーリングで良かったかなと今では思います。
くろーばー家では隣家との関係で1階の南面は冬場の日射取得が望めません。そのため、ニュートラル色でなくブルー色にして断熱性能を高めることも出来たなと。
1階のLDKがニュートラル色の窓です。
冬場の日射熱は望めませんが採光は少しアップします。より明るいリビングになったとは思うので、まあ、これはこれでOK・・と思うことにします。
下地材について。
コストは高くないので、どんどん下地材を入れれば良かった。断熱、気密、防音の向上のほか、いざとなったときに壁掛けテレビなどのような物を取り付けることが出来ます。
バルコニーの水栓について。
水道管が外壁内の断熱材を貫通するため、バルコニー水栓を設置するなら腰壁側が良いですね。
外構についての反省点。
外玄関のポーチ部分を広くとれば良かったなと反省。特にイノベストは通常の玄関トビラよりも60mm長く、重量もあるので開くためにしっかり踏ん張りたい。
そのためにポーチの踏み場を広げた方が安全性を向上できたと思います。
これは泉北ホームサービスのせいではなく、自分が判断したことなので自己責任の問題です。
早くにポーチを拡張することを決断していれば・・自分のことながら決断力の遅さに呆れます(>_<)
ハニカムシェード。
遮光タイプの色は壁紙に合わせて、ホワイト色を選択した方が良かったかもしれません。
部屋が明るくなることや、膨張色のため部屋が広く見える視覚的効果を得やすくなります。
内装・建具について
洗面台はTOTOのオクターブを採用しています。
取っ手にタオルがかけられますが、位置が低いため濡れた手が拭きにくいのです。
洗面台の横にくる壁にタオルかけを設置することをお勧めします。
→1か月点検(1か月伺い)の時に、タオルかけを追加工事して頂く予定です。現在はKAWAJUN社製のタオルフックを検討しています。
あと、そもそもですが洗面台の高さが75cmと低いです。身長180cmのくろーばーもですが、155cmの嫁でも低く感じています。
キッチンのように高さを選べるかどうかが分からないのですが、もし選べるのであれば高さを上げる事をおススメします。
メジャー仕様では玄関に手すりが付きません。靴の着脱をしやすくするため手すりは設置することをお勧めします。
くろーばー家では、これまたKAWAJUN社の「サポートチェア」という商品を検討中です。
普段は壁付けでスマートな状態にしておけて・・
使用時にはこのとおり。
靴の着脱や、買い物の荷物を一時置きするのに便利に使えそうです。100kgまで耐えられる設計になっています。
アイカのシューズクローク
表面が鏡面仕上げになっているため高級感があります。
一方で、内部の棚は鏡面ではないので安っぽく感じます。これについては改善策を講じました。また後日の記事をお楽しみに♪
脱衣室ではタオルや下着などを入れる収納スペースがあると便利ですね。洗濯機の上に可動棚をつけたのですが、収納量が足りなかったです。
小さいクリアボックスを買って対処しようと考えています。
メジャー仕様標準のトイレ、TOTOのZJは他のトイレよりサイズが小さめです。
身長155㎝の嫁はそれほど気にならないようですが、身長180㎝のくろーばー的には奥行きが短いです(^_^;)
サイズ感を実際に座って確かめておくと良いと思います。プレミアム仕様標準のネオレストは、ZJより大きいサイズで使いやすいと思います。
照明のスイッチについて
くろーばー家のリビングからダイニングの照明です。
リビングに入ると、照明としてはリビング部分とダイニング部分の2か所をつけないと暗い感じがします。
これはリビングにいても、ダイニングにいても同じです。そのため照明はリビングに入ってきた入口に両方の照明スイッチが欲しいところです。
設計段階でリビング用はリビング入口に、ダイニングはキッチン横に照明スイッチを配置しましたが、ちょっぴり失敗です。
照明のスイッチ位置については実際の動線を考えて慎重に設計されると良いかと思います。
コンセントの配置、数、高さについては、検討を重ねたため現在のところ、快適に使用することが出来ています。
特にテレビまわりのコンセントについては非常に満足度が高いです。
照明について
LDK、居室どこのスペースについても明るい照明計画になりました。
ただ画像の左側が少し暗いなという印象を持ちました。
画像にはありませんが右側にはダウンライトが2つあるので明るいです。
左側、特に収納の中段、天板があるところに照明があっても良いかなと。
LDKでダウンライトを採用される方は同じような照明の配置になると思います。
参考になれば幸いです。
キッチンやテレビボード上は明るくて良い照明配置になりました。
エコキュートについて
くろーばー家では敷地の関係でエコキュートが家の前面にあります。
キッチンや浴室から遠いためお湯が出るのに時間がかかります。
これは立地的に仕方ないので覚悟していましたが、最近、エコキュートの貯湯タンクに平形と呼ばれるものがあることを知りました。
通常、縦横の長さは同じなのですが、横広で奥行きが短いタイプです。
これならばキッチンや浴室に近いスペースに設置できた可能性があります。
勉強不足でしたね~(>_<)
将来、給湯器を取り替えるときに検討できるかな。配管の関係があるからムリかな。また今後の課題ということで。
まだまだ反省すべき点はたくさんありますが、これから家づくりを検討される方の参考になれば嬉しいです。
今日は家づくりの反省点ということで色々書いていますが、全体として見た時には非常に良い家になったなと感じています。
その辺りも今後の記事で取り上げたいと思います。