ピンクの正体は? ~新築工事96日目~
こんにちは。こんばんは。おはようございます。
30代サラリーマンの、くろーばーです。
夏の青空が広がる今日のくろーばー家です。
新築工事も3か月が経ち、形としては完成形が近づいてきました。
そんなくろーばー家に何やらピンク色の物がついています。
近寄って見ると。
サイディングの継ぎ目部分が養生されていました。
この継ぎ目をシーリング材で埋めていくわけですね。
シーリング材はスーパーKMEWシール。
*くろーばー家ではありません。
シーリング材を施工中はこんな感じ。
*くろーばー家ではありません。
くろーばー家の外玄関。
継ぎ目が多いのでシーリング材を打つところが多いですね。
シーリング材は家の中では最も劣化の早い建材の一つです。ここをどうするかで将来的なメンテナンス費用が大きく変わります。
泉北ホームではシーリングのない外壁サイディングが標準で採用することができます。
商品名がニチハのFUGE(フュージェ)。
シーリングレスなのでメンテナンス費用を下げることができるのですが、上の画像のような家のコーナー部分である入隅・出隅と呼ばれる箇所は、シーリングレスにすることが出来ません。
なので同じくシーリングレスの外壁サイディングである、旭トステムの「ガーディナルスマート」が、現在最もおススメすることが出来る外壁サイディングです。
ガーディナルスマートは入隅・出隅部分もシーリングレスであり、塗膜の耐久性も良いとのこと。
泉北ホームとは商流がないので採用するにあたっては割高で採用しづらいですが、別の住宅メーカーで建てられる方にはお勧めです。
桧家住宅は旭トステムと商流があるので、桧家住宅を検討されている方なら安く導入できるかも知れません。
外壁のサイディングはタイルに比べて軽いので、このように金具で留めることで固定できます。
そのため木造住宅ではもっとも一般的な外壁材です。
耐久性でいうと外壁タイルは、シーリングレスのサイディング以上の耐久性があります。
しかし初期費用が高い上、木造住宅ではタイルの重量を支えるのが難しく先ほどの画像のように金具で留めておく工法は採用しにくいのです。
ちなみに一条工務店は耐久性の高いタイルを標準採用しているのですから、この辺りもさすが「家は、性能。」といったところですね。
一条工務店の「ハイドロテクトタイル」
TOTOが開発した光触媒を利用したタイルです。大手ハウスメーカーの一つ、パナホームでは同じくキラテックタイルを採用しています。
もともとTOTOが開発したものなので、ほぼ同じ性能です。一条工務店はTOTOからライセンスを買い取り、自社のフィリピン工場で生産しているようですね。
パナホームは鉄骨系の住宅です。木造住宅の一条工務店がなぜ重いタイルを使えるのかというと、理由の一つが金具などで留めているのではなく接着剤を使用しているからです。
瞬間接着剤で有名なアロンアルファのメーカーに依頼して苦心してタイル用接着材を制作してもらったそうです。
ヨーロッパの伝統的なスタイルの住宅にも多いように、タイルはもともと素材が焼き物なので高い耐久年数をほこります。
そこに表面に汚れが付きにくい、光触媒で汚れを落とす機能がついているため、メンテナンス性、メンテナンス費ともに非常に良い外壁材と言うことができます。
耐久力としてはタイルには劣りますが、くろーばー家でも採用したKMEWの光セラも同じく光触媒の力を使う外壁サイディングです。
メンテナンス費ではタイルほどではありませんが、防汚性では同等の性能があると思います。光触媒の力に期待しようと思います。
ん~。どんどん話が脱線してきましたね(*^_^*)
外玄関の上部。
2階の屋根と壁の取り合い部分。
破風板のつなぎ目もシーリング材が打たれるのですね。
サイディングの色分けしている部分もシーリング材が打たれます。
外観デザインのためにサイディングの貼り分けをしていますが、将来的なメンテナンス費用を下げるには、こうした箇所は出来るかぎり減らす方が良いのかもしれませんね。
デザインとメンテナンス費。どのあたりで手を打つのかも施主の判断のしどころですね。
南面の外壁。
吸気口(白色のケース)と外壁の取り合い部分も養生されていますね。オレンジのエアコンスリーブや電気線のところはどうなるのでしょうね。
バルコニーに取り付けた水道の蛇口部分です。
ここもキチッとシーリングされるようですね。
本日最後の画像。
1階外壁の一番下の部分です。
先日、記事にも書いたコウモリ・ネズミ対策の金具は泉北ホームでは取り付けられていませんでした(T_T)
外断熱ではないので断熱材をネズミにかじられる心配はありませんが、新居での生活が始まったら時々、下に糞が落ちていないか確認するとしましょうかね。