住宅のメンテナンス費用について考える ~バルコニー・ベランダ編~
こんにちは。こんばんは。おはようございます。
30代サラリーマンの、くろーばーです。
もう寒くって、寒くって。ブルブル。
軽量鉄骨の積水ハウス建ての我が実家。
本当に・・寒いです。
特に床の冷え方が、金属的な冷え方で
足からジンジンとしびれるような寒さなのです。
頭寒足熱の真逆ですね(>_<)
早く高断熱のお家に住みたい、くろーばーです。
さて、今日は住宅のメンテナンス費用について考えるシリーズ(?)の続きです。
以前も書いたように、住宅のメンテナンス費用について
もっとも気を付けたいポイントは、
①外壁・シーリング
②屋根
③ベランダ・バルコニー
④防蟻処理
⑤水回り
でした。
⑤の水回りは、水を使う限りどうしても劣化してしまので、
今のところ良いアイディアはもっていないです。
水回りは20年~30年ほどで、メンテナンスや交換を
イメージしておいた方が良いかと思います。
①外壁・シーリング
②屋根
については、以前に記事にしましたので、
今日は、③ベランダ・バルコニーについて、書いていきたいと思います。
まず、ベランダとバルコニーの違いについてです。
ベランダとバルコニーの違いは、屋根があるかどうかです。
屋根がない物をバルコニー。
屋根が付いているバルコニーをベランダ、と言います。
あくまでも正確には、ということなので、
今日はバルコニーという名前で統一したいと思います。
さて、バルコニーと一口に言っても、色々なパターンがあります。
鉄骨づくりでのバルコニー。
木造づくりでのバルコニー。
インナーバルコニー。
少し使い方の変わる、屋上バルコニーなどもありますね。
(屋上庭園などと呼ばれていますね)
さて、バルコニーのメンテナンス最大の壁は、「防水」です。
バルコニーは基本的に屋外に設置されていて、
日常的に風雨にさらされています。
防水がしっかりできていないと、家本体の構造躯体に
雨水が侵入して、耐震性に大きな影響を及ぼします。
そこでバルコニーは、FRPというプラスティック系の
防水加工をするのが一般的です。
というか、それ以外の防水方法を見ることは、ほぼありません。
FRPは身近なところでは、浴室のバスタブにも使われています。
非常に固く、衝撃や摩耗にも強い上に、接着する力も強いので、
様々な場所の防水材として使われています。
しかし、欠点もあります。
それは長所の裏返しになります。
FRP防水は非常に固いため、下地の動きに追従できずに
割れてしまうリスクがある、ということです。
特に木造住宅のバルコニーは、木という材質の特性から、
揺れやすくなっていて、FRP防水の割れやすさのリスクが高まります。
バルコニーは洗濯物を干したりする場所ですから、人や物の動きがあります。
また、大小を問わず地震や、道路の交通による揺れ、風雨による揺れなど、
バルコニーに振動を与える要因はたくさんあります。
また、バルコニーの面積が広くなるほど、揺れ幅が大きくなりやすいので、
メンテナンスの必要性が高まります。
もう一つは、紫外線による劣化です。
FRP防水は、ポリエステルやウレタンなどで、表面をコーティングします。
これらは、紫外線による経年劣化で、ひび割れていきます。
10年をめどに点検をして、再コーティングをする必要があります。
もし、すでに既築のかたでFRPの方をお使いの方は、
バルコニーに天然芝などのマットを敷いておくと、劣化が軽減されるのでお勧めです。
また、設置から、10年~15年ぐらいを目途に点検し、
トップコートのひび割れなどがあれば、早めのメンテナンスをお勧めします。
遅れれば遅れるほど、大きいメンテナンスが必要になり、
最悪は、家本体の構造に関わる事態になる可能性が出てきます。
続きます。